Zガンダム 第11話~第14話記憶力への挑戦状 キャンディキャンディ編2

2005年11月19日

記憶力への挑戦状 キャンディキャンディ編1

ちょっと前の記事のコメント欄で、ぜんぜん関係ないところから、「キャンディキャンディ」の話になった。
いちど語りだすと止まらない私のこと、コメントの応酬が終わっても、頭の中でキャンディがそばかすなんて気にしなかったり鼻ペチャだってお気に入りだったりして、「キャンディ記事でも書くかなぁ」とまで思いつめてしまった。
数日後、しつこく私のまぶたの裏でかけっこ、いたずら、おしゃべり、木登りするキャンディにさいなまれつつ、なんとなくもとさんのところへ遊びに行ったら、なんと! いいタイミングでキャンディネタがアップされているじゃないか!
これは運命だな!
というわけで、久しぶりに少女マンガネタいきます。
前回の記憶ガラかめと同様、ネット情報などには一切たよらずストーリーを回想し、ついでに各キャラの名セリフもひねり出してみせようではありませんか!
……微妙にアニメ版と記憶がごっちゃになってるけど、基本はマンガ(原作つき←これが重要)で!



まず、主人公はキャンディス・ホワイト
そう、キャンディは愛称なのだ。本名はキャンディス。
しかしこれも親のつけた名前ではない。キャンディはアメリカの大草原の小さなポニーの丘に立つ教会(通称ポニーの家/孤児院を併設)に捨てられていた。
というわけで、名づけ親は教会に住むポニー先生(保健婦さんらしい?)と、シスター(名前が思い出せない……)。
由来は、捨てられたいたときになぜかキャンディが複数カゴに入っていたから。
ラストネームのホワイトは、最初はキャンディも色白だったため。しかし成長するにつれ色黒になってしまい、名前負けすることに。
キャンディの特徴。そばかす、鼻ぺちゃ、おてんば。趣味は木のぼり、いたずら。
第1話からキャンディは破天荒だけど明るくて健気な少女として描かれている。
数時間差で同じ教会に捨てられていたアニーとは双子のように仲がいいが、アニーは泣き虫である。たとえば第1話で2人が誕生日を祝うシーンがある。

キャンディ「8歳おめでとう、アニー!」
アニー「8歳おめでとう、キャンディ!
     ……なんであたしたちは、本当のお誕生日を知らないの?(しくしく)
キャンディ「アニー、
        あたしたちは8年前の今日、ポニー先生たちに拾われたんだもの。
        だから今日が、あたしたちのお誕生日よ」
アニー「でもパパとママにお祝いしてもらいたい!
     パパとママがほしい!
(号泣)
キャンディ「泣かないで、アニー。これはママからのキスよ(アニーの頬にキス)
アニー「キャンディ!」
キャンディ「そしてこれはパパからのキス(すすきで口ひげをつくり、もう一度キス)
アニー「やぁだキャンディったら、そんな顔!(くすくす)
      大好きよ、キャンディ!
      ずっと一緒にお誕生日をお祝いしましょうね」

というように、キャンディだって一緒に泣きたいところだろうに、アニーにひきずられまいと、涙をのんでアニーの両親まで演じてしまう。
しかしそんなキャンディに思わぬ悲劇がふりかかる(いや、この時点でもけっこう悲惨か)。
ある日アニーに養子縁組の話が来る。どうやらなかなか裕福な家らしい。しかも人柄も温厚な様子。喜ぶかと思ったアニー、また泣き出す。キャンディと離れたくないというのである。当然キャンディもショックだが、アニーの幸せを願い、「アニー、優しそうなパパとママじゃない! 喜ばなくちゃ!」と説得する。
こうしてアニーはブライトン家の養女となり、生まれながらの令嬢も真っ青ないでたちでポニーの家を去る。キャンディとは文通の約束を交わし、実際にアニーからちょこちょこ手紙が来る。が、文面は「お手紙が遅れてごめんなさい。行儀作法や、家庭教師の先生とお勉強で、とても忙しいの」というように、一発目からお嬢様の日常をにおわせる。キャンディは深く考えることもなく「そろそろ夏ね。アニー・ブライトン嬢からキャンディス・ホワイト嬢へご招待はまだかしら?」と、冗談とも本気ともつかない返事を出す。
だんだん手紙が来る間隔がのび、ついに最後の一撃が。

「さよなら、キャンディ……(書き出しがこれ)
 あたし、自分が孤児だったことを、今のお友達に知られたくないの。
 さよなら、キャンディ。もうお手紙、書きません」

この手紙はポニーの丘で読んでいたのだが(というか、確かキャンディはアニーの手紙はすべてここで読んでいた)まわりに人がいないことも手伝って、さすがのキャンディも爆発する。

「アニー、アニー、幸せなのね。
 パパってどんな感じ? ママってどんな香りがするの?
 アニー……!
 あたしも、パパとママがほしい!(号泣)

ここで、「キャンディ」と言ったらこれ! という名セリフの登場。

「泣かないで、ベビーちゃん……」

いや、名セリフの出番はもう少し先か。このセリフも結構インパクトあるけどな(べびーちゃん……)。
キャンディが顔を上げると、スコットランドの民族衣装を着た青年が立っている。バグパイプまでしょっている。ぽかんとするキャンディを元気づけようと、青年はバグパイプを吹き始める。

キャンディ「なんだか、カタツムリが千匹はっているみたいな音ね」
青年(ぶほっ)か、カタツムリか! そりゃいいや!」
キャンディ「あはは」
青年「ソバカスちゃん、笑った顔の方がかわいいよ」

これです。「キャンディ」1の名セリフ。
……いや、「ソバカスちゃん」「おチビちゃん」だった気もするんだけど、それ「ガラかめ」とまじってるよね? まさか「ベビーちゃん」リフレインだったりする?
そこでアニーの手紙がいたずらな風に吹き飛ばされ、追いかけて回収したキャンディが振りかえると、もう青年はいないのだった。かわりに足もとにはブローチが転がっている。キャンディは青年の思い出のために、それを宝物にする。
この青年こそ「丘の上の王子さま」としてキャンディの心を後々まで支えてくれる、「キャンディ」のキーパーソンである。その正体は最終回まで明らかにならない。

それから数年後。13歳のキャンディはすっかりポニーの家の古株となっていたが、ついにキャンディを迎えに来た人がいた。一瞬、自分にもパパとママができたのかと大喜びするキャンディ。
しかし実情はラガン家のお嬢様の話し相手として来てほしいということだった。
住み込みだけど、かわりにお給料もたぶん出ない。もちろん養子縁組なんかしてくれない。
でもその年でポニーの家にいつまでもいるのもどうかということもあって、キャンディはその話を受ける。
すぐ出発したいというラガン家の執事(この人、意外と先まで登場します。名前あったよなぁ……)にシスターは戸惑いを隠せないが、キャンディはさっさと荷物をまとめる。

シスター「まあ、まあ、こんな急に!
       どうしましょ。子どもたちを、お昼寝から起こした方がいいかしら」
キャンディ「だめよ、シスター。ポニーの家の規律を乱しちゃ」
        (これでいい……。
          お別れなら、悲しくない方がいい……)

別れ際に、ポニー先生はキャンディにロザリオを渡す。このロザリオは丘の上の王子さまのブローチと一緒に、キャンディの宝物となる(ちなみにこのロザリオ、大人になってからよーく見て玉の数まで数えてみたが、実に正確に再現されているので感心したものだ)。
こうしてキャンディはラガン家へと旅立つ。
執事が運転する屋根なしの車に乗っていくわけだが、「子どもたちのお昼寝の時間」に出発してラガン家に着くのは夜になると執事から聞かされる(キャンディは「遠いのね」と思うが、いま考えるとそうでもない気がする)。そして移動中の会話。

執事「ラガン家では、お嬢様と同じ年の話し相手を探しておりまして」
キャンディ「じゃあ13歳? お嬢様の名前は?」
執事「イライザ様と申します」
キャンディ「どんな人?」
執事「は、……か、かわいらしい方です(汗)
キャンディ(話し相手がいるくらいだから、身体が弱いのかしら。
         アニーみたいに……。
         優しくしてあげよう。イライザ……さん……)

執事の微妙な反応を読めないキャンディ、激しく勘違いしたまま眠り込んでしまう。イライザは身体が弱いどころか……。
ラガン家編に続く。

at 22:40│Comments(0)TrackBack(0) 記憶マンガ 

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