2008年12月24日

ポケットの中の戦争 再び

たった今、最後まで観た。
ガンダムを続けて3話以上鑑賞なんて、初めてかもしれない。

それにしても、いいなぁ。ポケ戦。
本当に、いい。




以前にも書いた通り、私はガンダムの戦闘の場面にはあまり興味を持てない。
アレックスが倒されなかったら、とか、バーニィが勝っていたら、とか、そういうことはこの際どうでもいい。
ただただ、戦場で、顔を知らない人が戦うことがつらい。
それをアニメとして観れるから、ガンダムが好きなのだと思う。
普通の映画だと生々しくて現実味を持てないから、やっぱり適温。

ポケ戦では、ついにバーニィとクリスが双方敵同士であることを知らずに終結を迎える。
そこに至るまでの不器用な接触がいっそ愛おしい。

死ぬかもしれないという恐怖より、孤独になる可能性の方が厳しいというクリスの言葉も、妙に共感できる。
ひとりでは生きていけない、という、ややもすれば甘ったれた言葉には真理がある。
戦いの中では、もう死んでしまった方が楽なのかもしれないという惨状でも、本能的に生きのびようとする強い強い意志が人間には備わっている気がする。
それを日常的に自覚しているクリスの今後が気になる。
バーニィが戦いに踏みとどまった、「ガンダムと戦ってみたくて」「自分が自分じゃなくなる気がして」という言葉にも、同様の力を感じる。
この地上のどこかにいるバーニィの知人や友人を、バーニィは孤独にしてしまったわけだけれど、人はそこにさえ意味をつけようとする。
人間って、貪欲だと思う。

クリスマスに観るにふさわしい名作。
本来、この日は、死によって贖いを成した人の誕生を祝う記念日だ。
それは終結に向けての戦いの連続という気がしてならない。
でも悲観的にもならない。
生きている人間には、希望がある。
そこを忘れないようにしたい。

at 13:58│Comments(0)TrackBack(0)ガンダム修練期 

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