2009年01月02日

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 ENTRY FILE I」

久しぶりにエヴァのDVDを観た後で、これを改めて読んでみた。
こういうガイドブックのようなものは、本来買わない。
が、エヴァに限っては放っておけない気配もあって、DVDと一緒に購入。
だから、読むのもかなり時期はずれなのだが、とにかくおもしろかった。



内容は新エヴァのカットを追う物語の流れを描きながらちょっとしたコメントがある部分と、制作サイドへのインタビュー集という体裁。
このインタビュー部分が、とてもおもしろかった。
普段、映画館でパンフレットを買っても読まないことの多い私なのだが、これはまったくの畑違いでほとんど理解できないにも関わらず、とても興味深く読むことができた。
作画監督、メカニックデザイナー、美術監督……などなど、あの精密なエヴァの世界を描いた人達の声。
前述通り、まったく分からない内容なのだけれど、それでもその謎そのものに惹かれてしまう。
特に鉄道や電柱に関するこだわりは、言われてみれば、とはっとした。

恐らく私の映画の観方というのは、物語とセリフ、人間関係を追うだけのもので、その背後にあるディテールにはあまりこだわっていない。
だからガンダムでも、実はMS戦のあたりにはあまり関心を持てない。
けれど、この本のおかげで、私があえて見逃しているその部分がいかに大事なものであるかを知ることができた。
これからは背景もカメラワークも気にしながら作品にふれていくことができそう。
それは新境地だな、と嬉しくなる。

鶴巻監督へのインタビューで、ミサトとシンジが手をつなぐ場面についてふれられていたが、実はこのシーンすら私はスルーしてしまっていた。
監督の言うように、エヴァでは人間が触れ合う場面があまりない。
だからこのカットはとても重要なことなのに、それに気づけなかった。
悔しい。
それよりも、シンジの視線の逸らし方に意識を捉われていた私は、一体何を核としてエヴァを観ているのだろう。
そういうことまで考えさせてくれる、このガイドブック。
ちょっと並ではないと思う。

at 11:00│Comments(0)TrackBack(0)エヴァンゲリオン 

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字